the daily sketch
2008-05-30T13:10:45+09:00
nanook_mdfc5
text × sbr(ovaqe)
Excite Blog
Aldebaran(tm)
http://nanook.exblog.jp/7160501/
2008-05-30T00:52:00+09:00
2008-05-30T13:10:45+09:00
2008-05-30T00:52:51+09:00
nanook_mdfc5
日記
Aldebarn公開しました。
http://aldebaran.in/
この記事を持ってthe daily sketchはAldebaranへお引越しします。
ながーーーーいことありがとうございました。
それでは、Aldebaranで。]]>
観察
http://nanook.exblog.jp/7133187/
2008-05-21T19:14:00+09:00
2008-05-22T09:37:55+09:00
2008-05-21T19:14:55+09:00
nanook_mdfc5
日記
ライターをなんどか擦り、そこから放たれる光のような明滅のラインがタバコに火を燈した。
閉じられた卑猥なページを音も立てずに開こうとしているサラリーマンをしばらく観察して、開かれたページがたいしてエロくもなく落胆するまでを見届ける。
退屈な新幹線では電池がきれたパソコンをだすわけでもなく、古川日出男の『ベルカ、吠えないか?』を読み耽る。
激動の業務から強制的に隔離された二時間半を僕は持て余す。
隣の席に座るおじいさんが静かな手つきでもってタバコに火を燈し、くれてゆくもうダークブルーな夜空を眺め、煙りを窓にめがけてゆっくりと吐き出す。
街灯に火がともり、眺める風景の色彩も均一化されはじめたころ。
静かに睡魔が瞼にこしかける
あまり寝ていない今週は、
その悪魔によりそって少しばかりの休息を。
]]>
果て
http://nanook.exblog.jp/7131174/
2008-05-21T00:18:00+09:00
2008-05-21T00:33:08+09:00
2008-05-21T00:18:59+09:00
nanook_mdfc5
写真
東京を離れる数週間前に友達たちと
静岡を目指した。
別段、これを見たいというものもなく
夜中から永遠に車を走らせて
空が白らんできたころに駆け出した浜辺は
どこか世界の終わりのような美しさだった。
防波堤に乗って見渡した風景は
一面の水面で荒々しい白波が目の前まで迫ってきた。
その頃抱いていた
わずかな疑問は僕の中で肥大化し、
結論に至る。
人は気付かぬふりが上手な生き物だ。
それまでの日々を否定する訳でもない。
でも、見て見ぬ振りを振り返ったときの
自分の姿が残念で物悲しくなる。
決して真実だけを追うのが人生ではないが
自分に正直に生きることは
誰かに迷惑をかける結果となっても
やはり正しかったと思えるのであれば
僕はそれを選ぶことが自分らしく思った。
これからもずっとそうだけど。
自分が自分らしくあれるよう
自分の選んだ道が正しいと迷いなく言えることは
僕自身へのけじめなのだと思う。
今僕の脳裏に見えているヴィジョンはすべて現実に還元しよう。
そうなればいつぶっ倒れたってかまいやしない。
たぶん僕の投げかけなんかでも
世界や他人の人生は大いに輝かせることはできる。
野心ではない、たぶんこれは希望だろう。
ソレが今、この手の中にある。]]>
預言者
http://nanook.exblog.jp/7131003/
2008-05-20T23:45:56+09:00
2008-05-20T23:46:11+09:00
2008-05-20T23:46:11+09:00
nanook_mdfc5
未分類
携帯電話の小さな小窓に渦巻く台風のアイコン。
台風が近づいている。
関西を交わして東日本に直撃する破壊者は、結局、外出することのけだるさや、洗濯物をほせない苛立ちだけを生んで
無造作に木々を薙ぎ倒し、海を汚し、動植物をあやめる人間を壊すことはできない。
自然の力をもってしても米粒のような僕らを不快にさせることにしか満たない。
隣で時折顔を痙攣させる少年も
恐ろしくはげ上がったおじさんも
大音量で音楽を聴く僕も
台風をたぶん、なんとも思うことはない。
今日は満月。
空は曇り空だ。
見れるかな暗闇に開くひかりの穴。
あの空に浮かぶ小さな穴から
何かニョキっと顔をだすんじゃないかって
妄想を繰り広げた幼少期。
黒いものがぬるりと顔を出したかと思えば、それはフランスパンが怒ったように膨れた雲だった。
帰りの電車で痙攣しつづける少年に怯えながら日記をかく。
明日は東京にて打ち合わせ。
土日は東京の個展見に行く。
日本は東京を中心に回ってるとしか思えないけど、いつか大阪の田舎街から世界を動かすような仕事ができれば素敵だな。
意外と世界は押したら動くものだ。
]]>
風の通る部屋で
http://nanook.exblog.jp/7118724/
2008-05-17T14:19:00+09:00
2008-05-17T14:29:19+09:00
2008-05-17T14:20:10+09:00
nanook_mdfc5
日記
土曜日の昼下がり。
坂本龍一のピアノソロコンサートDVDをかけっぱなしで
洗濯物をし、部屋を片付け、ときおり本なんかを開いたりしては、
しずかな森の音に耳を傾ける。
ざわざわと木々が揺らめいて
僕もそれにあわせて心がざわざわする。
そうだ、掃除をしなければ。
昨日は深夜までovaqeの3人で
新しいプロジェクトの打ち合わせをしていた。
今回は服を作る訳だが、いかんせん今まで服に関して
特に目を留めるほど注目したこともなく、
ただこの年齢になって、やっとファッションの面白みを体感しだしている。
こういう悪巧みは、いつもわくわくして
気がつけば徹夜明けなのに深夜3時をむかえていた。
まだはじめの第一歩だけど
どんな大冒険もちょっとした散歩も、
昨日みたいな第一歩から皆、始まっているんだね。
今年は仕事もそうだけど
プライベートワークもいろいろと動いています。
まだ公表できる段階ではないけれど
いえるときにいうと思います。
いえることといえば
この何年間か続けていたthe daily sketchも
今月末で終了し、僕の個人サイトに統合されます。
700回弱も書いたわけだけど
いったん自分の文章表現を見つめ直す、鍛え直す意味として
また再出発しようと思ったわけです。
蛇が脱皮を繰り返すように
僕も薄い一切れを脱いでは歩き
そして、また脱いでは歩く。
そうやって今のいたるわけだけど
つゆもかわらずマイペースに
やっていければいいなと思っています。
あぁ、風が気持ちいいな、今日は。
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徹夜
http://nanook.exblog.jp/7114706/
2008-05-16T09:18:52+09:00
2008-05-16T09:19:06+09:00
2008-05-16T09:19:06+09:00
nanook_mdfc5
日記
久々の徹夜。
慣れてはいるがコレ一発で生活の流れが変動する。
朝6時に寝て8時におきる。
たった2時間の睡眠ですら至福に感じるのだから不思議だ。
明瞭でないままの頭脳で
あまりに明瞭な朝日を浴びる。
今のオレったら最高に不健康だ。
あはは、なんて乾いた笑い。
この忙しさで送るべき荷物も送れずじまい。
週明けに間に合えばいいのだが・・・
ちくしょう。
目がシパシパする。
タバコでも吸って目を覚まそうと思う。
みんなはおきてるのかな。
多分、友達の中で俺が一番早起きだったんだろうな。
あーはやくねこちゃんこないかなー]]>
夜
http://nanook.exblog.jp/7110420/
2008-05-15T01:55:02+09:00
2008-05-15T01:55:30+09:00
2008-05-15T01:55:30+09:00
nanook_mdfc5
日記
コチコチと時を奏でる時計が、ほら一般的だろう。
こうやって冷静に乱暴さもなく
まるで幽霊が宙に浮いて移動するように時を刻むのはやめてくれないか。
そんなことを思っても勝手に時間は進んでいく。
1秒1秒の壁なんて、ないんだろう。
突き詰めれば、1秒より短い時の尺度があって、
さらにその尺度より、細かく刻んだ時を計測する尺度があるのだ。
もしかすると幽霊のようにゆるりと一定の速度で時を刻む
僕の部屋の時計が真理なのか。
つまりは、境目などなくただの一本の線。
ただただ続くだけ。
意味なんてない時間に対する空想を広げて
気がつけば2時を迎えようとしている。
プライベートのデザインワークも確認に出した。
読書をするも活字が耳から漏れだしていく。
では、布団に潜ろうかと思っても
なかなか睡魔はやってこない。
あぁ、音楽がやりたいな。
あぁ、服を作りたいな。
あぁ、退屈な夏休みを馬鹿みたく騒ぎたいな。
そんな欲なのか希望なのか見分けのつかない思惑が
僕の心をそっとさらっていくんだ。
目の前の夏に怖じずくも今日はなんて寒いんだ。
布団に潜り、キーボードを叩く。
気がつけば木曜日。
忙しさは、それほどではないが。
とばしてとばしてたどり着いた今日でも
まだ足りないくらいのTODOが明日を彩る。
恐ろしや。恐ろしや。
なんか今更、ものすごいバンドしたい。
まいった。仲間を捜さなきゃ。
そういや先輩が僕の好きなアーティストのアルバムを聞いてたな。
ギターをやってた、バンドしたいとかつぶやいていたな。
この物語は紡がれていくのかな、
それとも忘れさられていくのかな。
雷雨が心地よい気温を奪い去った凍てついた夜は
あぁ眠れやしない。
夜をかける魔法のほうきでもあれば、
ひとっ飛びで君の町まで飛んでいけるのに。
僕はといえば激しい音楽を大音量で耳に流し込んで
決して叶いはしない妄想を文字に叩き付ける。
さぁ、寝る努力を再会しようか。
おやすみなさい。
]]>
夜
http://nanook.exblog.jp/7110417/
2008-05-15T01:54:00+09:00
2008-05-15T01:58:47+09:00
2008-05-15T01:55:00+09:00
nanook_mdfc5
日記
コチコチと時を奏でる時計が、ほら一般的だろう。
こうやって冷静に乱暴さもなく
まるで幽霊が宙に浮いて移動するように時を刻むのはやめてくれないか。
そんなことを思っても勝手に時間は進んでいく。
1秒1秒の壁なんて、ないんだろう。
突き詰めれば、1秒より短い時の尺度があって、
さらにその尺度より、細かく刻んだ時を計測する尺度があるのだ。
もしかすると幽霊のようにゆるりと一定の速度で時を刻む
僕の部屋の時計が真理なのか。
つまりは、境目などなくただの一本の線。
ただただ続くだけ。
意味なんてない時間に対する空想を広げて
気がつけば2時を迎えようとしている。
プライベートのデザインワークも確認に出した。
読書をするも活字が耳から漏れだしていく。
では、布団に潜ろうかと思っても
なかなか睡魔はやってこない。
あぁ、音楽がやりたいな。
あぁ、服を作りたいな。
あぁ、退屈な夏休みを馬鹿みたく騒ぎたいな。
そんな欲なのか希望なのか見分けのつかない思惑が
僕の心をそっとさらっていくんだ。
目の前の夏に怖じけずくも今日はなんて寒いんだ。
布団に潜り、キーボードを叩く。
気がつけば木曜日。
忙しさは、それほどではないが。
とばしてとばしてたどり着いた今日でも
まだ足りないくらいのTODOが明日を彩る。
恐ろしや。恐ろしや。
なんか今更、ものすごいバンドしたい。
まいった。仲間を捜さなきゃ。
そういや先輩が僕の好きなアーティストのアルバムを聞いてたな。
ギターをやってた、バンドしたいとかつぶやいていたな。
この物語は紡がれていくのかな、
それとも忘れさられていくのかな。
雷雨が心地よい気温を奪い去った凍てついた夜は
あぁ眠れやしない。
夜をかける魔法のほうきでもあれば、
ひとっ飛びで君の町まで飛んでいけるのに。
僕はといえば激しい音楽を大音量で耳に流し込んで
決して叶いはしない妄想を文字に叩き付ける。
さぁ、寝る努力を再会しようか。
おやすみなさい。
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近況報告とラーメン
http://nanook.exblog.jp/7109791/
2008-05-14T23:34:02+09:00
2008-05-14T23:30:00+09:00
2008-05-14T23:30:00+09:00
nanook_mdfc5
日記
以前に食べた烏丸のラーメン屋。
「中辛」をお願いしたところ
「本当にいいんですね?」
と再確認させられた。
結果さ、汗が噴き出す次第で決して「中」辛ではない代物だったんすよ。
んで、今日、またふと食べたくなった訳だ。
そして、今日の僕といえば調子にのって
「激辛」を頼んだわけ。唐辛子マーク4つです。
なんか今回は激辛を選んだ割に再確認もスルーされ、
どかんおかれたラーメン器はおどろおどろしい赤色で塗り固められていた。
においがさ、すでに辛いんだよ。おかしいよね。
そして、食べる。
・・・
?
辛くない。
唐辛子マーク4つもあったのに
辛くない。
完全に中辛の辛さが懐かしいくらいに辛くないのだ。
なんだこれ、辛くねーとか思って
俺の味覚を疑っておりましたら、
テーブルに沢庵があるわけです。
あの黄色い沢庵。
前食べたときは、ご飯にあうくらいの塩っぱさだったんだ。
ラーメン辛くない、とふてくされて
沢庵かんだら
あっまー。w
俺の味覚が壊れたのか。
ここの店長がラリッてるのか。
おそらくどっこいどっこいだろうけど。
すべてに裏切られて
逆にすっきりした気持ちでお店を後にしました。
またいこ。
そう。
お財布を買ってもらいました。
前のやつはダルダルのぬるぬるだったので
新しいのが欲しいと悩んでいたら
昔、copyraightというデザイン書籍だけを扱うお店の跡地に
COSMIC WONDER Light Sourceが入ってるんです。
知らなかったー。
コズミックは好きだけど低所得の身では手の届かないプライスばかり。
そしたら、最高にいい感じの財布があるわけだ。
ほしい。これは欲しい。
そしたら、恋人が一足早く財布を買ってくれました。
ちょっと、これ。かなりうれしいんですけど。
白い塗装がされた財布は、カード系の雑多ものが見えないような構造になっていて、見た目以上に使い勝手がいい。
使い古していくうちに白い塗装が剥がれていって中からキャメル色の皮が見えてくるんです。世の中の商品は完成系のものが多いけど、この財布は一緒に完成系に近づくようなコンセプトで(予想)もうかなり僕の好きな感じなんです。
白い財布を使うのは初めてだけど、皮の質感とか最高で常に触っております。
ずっと大事に使おうと、そう思う最近の僕です。
あ、猫飼います。黒い子。男の子。
里親です。
あ、明日死ぬほど忙しいです。
たぶん死にます、久々に死にます。
なので今日はゆっくりあきらめモードで夜を過ごします。
早くねこちゃんこねーかなー]]>
近況報告とラーメン
http://nanook.exblog.jp/7109785/
2008-05-14T23:28:36+09:00
2008-05-14T23:28:56+09:00
2008-05-14T23:28:56+09:00
nanook_mdfc5
日記
以前に食べた烏丸のラーメン屋。
「中辛」をお願いしたところ
「本当にいいんですね?」
と再確認させられた。
結果さ、汗が噴き出す次第で決して「中」辛ではない代物だったんすよ。
んで、今日、またふと食べたくなった訳だ。
そして、今日の僕といえば調子にのって
「激辛」を頼んだわけ。唐辛子マーク4つです。
なんか今回は激辛を選んだ割に再確認もスルーされ、
どかんおかれたラーメン器はおどろおどろしい赤色で塗り固められていた。
においがさ、すでに辛いんだよ。おかしいよね。
そして、食べる。
・・・
?
辛くない。
唐辛子マーク4つもあったのに
辛くない。
完全に中辛の辛さが懐かしいくらいに辛くないのだ。
なんだこれ、辛くねーとか思って
俺の味覚を疑っておりましたら、
テーブルに沢庵があるわけです。
あの黄色い沢庵。
前食べたときは、ご飯にあうくらいの塩っぱさだったんだ。
ラーメン辛くない、とふてくされて
沢庵かんだら
あっまー。w
俺の味覚が壊れたのか。
ここの店長がラリッてるのか。
おそらくどっこいどっこいだろうけど。
すべてに裏切られて
逆にすっきりした気持ちでお店を後にしました。
またいこ。
そう。
お財布を買ってもらいました。
前のやつはダルダルのぬるぬるだったので
新しいのが欲しいと悩んでいたら
昔、copyraightというデザイン書籍だけを扱うお店の跡地に
COSMIC WONDER Light Sourceが入ってるんです。
知らなかったー。
コズミックは好きだけど低所得の身では手の届かないプライスばかり。
そしたら、最高にいい感じの財布があるわけだ。
ほしい。これは欲しい。
そしたら、恋人が一足早く財布を買ってくれました。
ちょっと、これ。かなりうれしいんですけど。
白い塗装がされた財布は、カード系の雑多ものが見えないような構造になっていて、見た目以上に使い勝手がいい。
使い古していくうちに白い塗装が剥がれていって中からキャメル色の皮が見えてくるんです。世の中の商品は完成系のものが多いけど、この財布は一緒に完成系に近づくようなコンセプトで(予想)もうかなり僕の好きな感じなんです。
白い財布を使うのは初めてだけど、皮の質感とか最高で常に触っております。
ずっと大事に使おうと、そう思う最近の僕です。
あ、猫飼います。黒い子。男の子。
里親です。
あ、明日死ぬほど忙しいです。
たぶん死にます、久々に死にます。
なので今日はゆっくりあきらめモードで夜を過ごします。
早くねこちゃんこねーかなー]]>
雨に打たれて
http://nanook.exblog.jp/7103708/
2008-05-13T01:31:00+09:00
2008-05-13T22:01:22+09:00
2008-05-13T01:31:52+09:00
nanook_mdfc5
写真
雨に打たれた。こさぶりだったお天道様が急に顔色を変えました。
今回の日記は特に写真との関連性はございません。
何か問題でも。
今週は特に忙しいはずなのに定時退社を決め込んでいます。
勤務中はとばしてとばして、
煙草を吸って、とばす。
定時頃には今日できることがだいたい終わっています。
前は5案件くらいが重なることもあったが、
今は1案件のみ。そらそーだ。
というのも今週だけでデザイン1件とレビュー2件。
ovaqe関連の企画1件と若干多忙気味。
自己管理欠かしたら、どっか失敗しちゃうから全力なんす。
そういえば母の日。
気がつけばフィニッシュ。
今日は仕事のついでに知人の店で母の日グッズを購入。
1週間遅れで送り届けるという魂胆です。
こんなん買うの久しぶり。
さて、仕事でもしますか。
何時間あってもたりないくらい、やることとやりたいことがいっぱいです。]]>
散文
http://nanook.exblog.jp/7093569/
2008-05-11T11:20:38+09:00
2008-05-11T11:20:51+09:00
2008-05-10T02:11:33+09:00
nanook_mdfc5
日記
朝、家族の誰よりも早く目を覚まし、10℃を下回る北海度を歩く。
吐き出す息は、タバコの煙のようなしろみを帯びて空へと、空気へと融解してゆく。
耳たぶの外側から内側にかけて、じんわりと凍てつく寒さがしみ込んでくる。
ふと目をやる金色の草原に黒々と木々が並び、太陽の光を燦々と背に浮けていた。
そのとき、僕はこれからどこへゆき、どこへ消えるのか。
そんな答えのない疑問が吸い込む冷たい空気とともに肺へとわたり、
そこから体中の全細胞へと流動していった。
でも、今はほら。
ここにいるという実感とこれから向かう先を
触れることができる。
感じることができる。
僕はここにいる。
僕の果敢なくも小さな命の明滅を
君の強くもやさしい心臓の鼓動を
肌で感じ合って
そう僕はここにいる。
そんな真理を体感するんだ。
縁側から見える青々とした木々のように
僕の日常は恐ろしい速度で色付き始める。
雨を待つ木々もそう。
僕はここにいることを確信したはずだ。
夕暮れの陸橋は、
何も言わずただそこにあるだけ。
その大きな包容力の傍らで
人々が笑い、語り、時には泣いて
誰も気付きはしないだろうけれど
その存在に心の根底で感謝しているはずだ。
人がそうであるように。
誰かが誰かの大事な人。
気がつけば誰が立てたのかも分らない大きな橋は、
そこを通り過ぎる人々の大事なもののひとつだなんだ。
そうやって
こうやって
皆が紡ぎだす今日が明日への架け橋。
雨の日にどこへいくのか分らない人々は
ただ消えたく、でも誰かに気づいてほしくて
雨に打たれて解けてゆく
解けた人々は
遠く霞がかった蜉蝣の町や
誰も手の届かない蜃気楼の森
水たまりの底に広がる皆無の原に迷い込む。
でも、望んでいたはずの誰かの存在を感じたくて
気がつけばさっきまで歩いていた道の上で
目を覚ます。
一瞬のマインドトリップ。
明滅の生命。
あなたの存在。
そして、その重要性。
いかなる諸悪の根源ですら
その存在に正義はあり、守りたいものがある。
その存在の事実に是非はなく。
価値の有無なんていう、意味のない押し問答は不要だ。
その存在こそが、誰かのためなのだから。
自分のためだけに自分自身の存在を確立することは、
おそらく人類が誕生して今日という日まで
誰も試みたことがないだろう。
その行為の無意味さを実は誰しもが知っていて感じているのだ。
僕の消え入りそうな存在も、
君やあなたたちの存在があってこそ
かろうじての濃度を保つ。
僕が君やあなたたちの存在を必要とするから
僕はこの存在を維持することができる。
それをあきらめたときに
僕は雨に解け、空気に砂塵のようにかき消され
タバコの煙のように
空気へと空へと消えていくのでしょう。
この存在は、僕自身でもあり、君自身。
今日も町は人ごみでどこまでも続く曇り空だ。
でも、そう僕はここにいる。]]>
二十八光年の希望
http://nanook.exblog.jp/7090056/
2008-05-09T00:46:00+09:00
2008-05-09T00:47:34+09:00
2008-05-09T00:46:44+09:00
nanook_mdfc5
日記
背中に貨物列車が走り去る音が聞こえて
自分が何も考えずにぼんやりと歩いていたことに気がつく。
睡眠不足や仕事の疲れではない何か考えるべきことがあるときに
自分の思考より先に体や脳が先走って空っぽの思考を張り巡らせる。
今週は久々に辻 仁成の作品を読んだ。
「二十八光年の希望」という作品は何故、僕の書籍にあるのかもわからないまま適当に手にとり読むことになった1冊だったが、なにか今の僕の心情にビックリするほどマッチした内容だった。
家に帰り縁側で最後の一章を読み終え、
静かにタバコを吸う。
先走った思考は読み終えた物語と混ざり合い、
とてもセンチメンタルな感情を僕に抱かせる。
死ぬほど疲れきっているのに
体があまり眠ろうとすることを望んでいない
まるで何かに抵抗するように見当もつかない焦りが心を食らっている。
帽子も脱がないまま
手が動くように書き連ねられた今日の日記に
特に意味や目的などないが
なかなか言葉に表しぬくく、知人に伝えがたいこの心情を
ここに記録しておければ、それでいい。
ぼんやり。
とはこのことか。]]>
真夏日の日曜日。夏の終わりのような月曜日。
http://nanook.exblog.jp/7079133/
2008-05-06T01:44:00+09:00
2008-05-06T01:49:42+09:00
2008-05-06T01:44:52+09:00
nanook_mdfc5
日記
真夏日の日曜日。夏の終わりのような月曜日。
真夏日の日曜日
恐ろしい蒸し暑さで目が覚める。
時計を見ると朝の10時半。
シャワーを浴びて縁側で猫を眺めていた。
読みかけの小説を本棚から引っ張りだして、記憶をひも解いている間に止まったままだった物語が、きしむような音をたて、ほこりを落としながら、ゆっくりと僕の中で動き出した。
タバコを一本、吸い終えて、雲一つない空を見上げていると僕の目の前で眠っていた猫も気になったのか一緒に空を見上げた。
そろそろ来そうだな。
なんて、大自然に育てれた子供が雨を予感するように
寝間着の姿で国道171号線へ向かう。
家の角をすぎたところで聞き慣れた車のエンジン停止音が聞こえ、
数メートル歩いたところで恋人の車が見えた。
そこはちょうど木陰で綺麗な陰が車を直射日光から隠してくれる。
「おはよう、混んでた?」
猫みたいだね、なんて僕の予感を彼女は例える。
よくわからないけど空の色とか空気の振動とか
言葉では説明のつかない物事で人と人はつながっている。
暑さにめっぽう弱い僕と恋人は、縁側で庭を眺めたり、
工作のような料理に挑戦したり、紅茶を入れてみたり、時折吹く風を感じたり、
猫を飼おうよって話をして過ごす。
キッチンの壁にふ化しきれずに息絶えてしまった虫がいて、
それが宇宙人みたいな得体の知れない形状をしていて、
最初は気持ち悪いな、なんて思っていた。
一晩寝て、目を覚まし、
同じ場所で春風に揺れる亡がらを見たとき
気持ち悪いと思っていた自分を恥じた。
それは小さい命ながらも生きようとした痕跡だったのだろうし、
微々たる時間がそこには流れていたのだ。
それをそのものの形状だけで避けた自分が気持ち悪かった。
恋人がキッチンを片付けてくれている間に
その亡がらを庭に埋める。やさしくティッシュに包んで土を優しく覆いかぶせた。
庭に水を撒く。青空に瞬間的な虹を描いて水滴が舞う。
水にぬれた庭を眺めているとどこからかたくさんの虫が舞いよってきてユートピアみたいだった。
夕方。
僕らはスーパーへいく。
車内の温度は33度。
さつまいもと卵。それにアイスクリームを買った。
綱渡りの僕と恋人の3分クッキング。
第1回目はお互いを天才だと言い合うほどのおいしいクッキーが出来上がった。
第2回目はスイートポテト。前回が100回に1回くらいの奇跡だったら怖いねと話していたが、それが現実になった。
まずサツマイモの皮をむく。
それを湯がいてつぶす。
僕の料理に対する情熱は「混ぜる」「つぶす」のようなデストロイなポイントにフォーカスされる。
恋人とレシピを再三見つつ、アイスクリームを混ぜましょう、のコーナーへ。
「アイス・・・200くらい」
まず「くらい」という表現が気になった。
それ以前は「グラム」とか一般的な指標だったのに
なぜかここでは「くらい」
ここで僕らは、とても無垢にシンプルな見解を示す。
アイスクリームを200グラムか。
実際に皿にもってみるとお茶碗サイズにまるでタワーのように盛りつけるはめに。
これをとりあえず潰したサツマイモ混ぜる。
一かきするごとに僕らの不安は大きくなる。
あのモッチリした風合いからほど遠く
みずみずしい液状に変化していく。
これはあんなにもっちり焼き上がるのか?
そんな疑問に1秒もかからず回答をはじき出す僕らの脳。
「なるわけがない」
目の前のさらさらしたアイスクリームとサツマイモの混ざった液を眺めて
腹がよじれるまで笑う。笑い転げる。
大失敗だとキッチンに笑い転げて、何かいけないものでも押し入れに隠すように冷凍庫に滑り込ませた。
そして僕らは「サツマイモアイスクリーム」を作ったということに記憶をねつ造することにつとめた。
夜。
恐る恐る冷蔵庫を開けると
僕らが作った「サツマイモアイスクリーム」が出来上がっていた。
ちょっとスプーンですくってみる。
口に運ぶと驚くべきのどごしの悪さ。口中にサツマイモの繊維が広がり、すごい喉が渇く。
サツマイモもおいしい。アイスクリームもおいしい。
おいしいものとおいしいものを混ぜ合わせただけ、あんなキメラが出来上がる奇跡にまた僕らは大爆笑した。
これは一つの才能だ。そして思い出だ。
料理長(ノブの嫁)がこしらえたご飯を平らげ白ワインを飲み、モエなんたらを飲み干す。ノブが帰ってくるまでの間、僕と恋人と料理長でノブの悪口を言い合い意気投合。
バケツに水を入れ、深夜0時に密かに庭で花火をする。
やっと涼しくなった部屋で僕らは眠りに落ちる。
朝起きるとびっくりするくらい涼しい気温で目を覚ます。
時計の針は12時を回っていた。
夏の終わりのような月曜日。
僕らは目を覚ましても布団からでない。
起きようとしてまた寝たり、今日何をしようかと話したり。
13時ごろからパンケーキを作って、また僕の料理のセンスのなさを痛感する。
パンケーキすらまともに焼けず断念。おばけみたいなパンケーキと紅茶でお腹いっぱいになる。
漫画を持ってしばらく読みふけって昔の話をしたり、出会った頃の話をするうちに外は真っ暗になっていた。夕立の音に聞き耳を立てて、たこ焼きが食べたくなって、たこ焼屋はしまっていて、びっくりドンキーでご飯を食べる。
ゲームセンターで僕は大敗し、171号線へ消えていく恋人の車を見送る。
あっという間に過ぎ去った時間を思い起こして、縁側でタバコを吸っていると小菅家の友達が遊びにくる。コーヒーを一杯飲んで家を見学して帰っていった。
部屋で小説を開き、夜の時間を泳いでいる。
明日も休みだが、職場へ行こうか。週明けから忙しくなるのは見て取れるし、
先手先手で進めていきたいプロジェクトだ。
また今日のような週末があることが、なんだか新しい僕のエネルギーになっている。
そんなことに最近気づいた。
自分ではないもののためのモチベーションというのは、こういう風にして生まれるのか。
また僕は強くなるのかもしれない。
そんな休日。
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saul williams
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2008-05-05T14:39:00+09:00
2008-05-05T14:41:24+09:00
2008-05-05T14:39:25+09:00
nanook_mdfc5
日記
ソウル・ウィリアムズやばい。rapというより詩の朗読に近いスタイルなのがグッときました。
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