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by nanook_mdfc5
no.691 おやすみ
センチメンタルな感情は、どこへやら。
新しく瞬く日々のキラメキがまぶしくって手をかざして
それでも、前を向いていたいんです。

大気圏まで貫きそうな大阪の小春日和に
大きな滑車に乗っかって、諸葛孔明ごっこ。
縁側で庭を眺めてタバコに火をともす。
猫が僕らを覗いて、しらんぷりして通り過ぎってった。

ホコリまみれ、汗まみれで
僕らの恐らくは昭和から平成生まれの家財道具が
大正生まれの90歳の古民家に食べられていく。
隣接する公園を散歩すると小さなせせらぎがあって
そのさらに奥には大きい川が流れてる。
河川敷に腰掛けてカモを眺めたり、夏の想像をきらめかせたり。

無事に全ての荷物を積み込んで
お腹にご飯も詰め込んで
僕らは東京を目指すんです。
たった二日の旅路ですでに走行距離が1000km。

朝の5時に死んだ新宿に到着し、
小菅家とバイナラ。また月末。

そのまま会社で1時間の仮眠を取る。
やめた奴が会社で寝ているという奇妙な状況も気にせずに
深い眠りに。
目を覚ますと目がはれぼったい。二日間コンタクトをつけっぱなしだもんな。

10時の飛行機で札幌を目指す。
隣の席の子供が飛行機にテンション激上がり。
動き出したときの不安な顔になるギャップが、かなりおもろかった。
この世の終わりか、という顔つきに変貌。

北海道ではまっすぐ家を目指した。
生まれ育った街。時が過ぎ去るとなんだかミニチュア模型みたいな感じがする。
あの時と変わらないまま。変わったのは僕だから、日常を重ねていくにつれ
どんどんこの景色はウソ見たく魅せてしまうのかな。
それでも、まぁ、意味不明な安心感を兼ね備えた街。
ただいま。そして、すぐにバイバイだ。

ほぼ二日間ねていない状態だったので
布団に入ったら数秒で眠りに落ちた。
夕方時に重さで目を覚ますと
ジャムさんがその”豆”柴とは言い切れない胴体を
しっかりとした前足で僕の胸倉にたたずんでいる。
そんな可愛い顔しても遊ぶ元気がないで、って言っても
しばらく耳元でキュンキュンなきだす。子供だ。

6時に目を覚まし、
じじとばばと酒を飲む。
仕事の話や家の話、なぜかおばあが佐藤可士和を知っていて
そんな仕事かね?といわれて、説明が難しいので
まぁ似たようなもんだ、佐藤さんの100分の1くらいだって説明しといた。

じじも体調がよさそうで他愛もない話や
終わらせてしまった恋の話を一頻り話し終えて、
家の写真を見せてあげると、酔っ払ったじじがまたSFチックな妄想をこねくりだして
坂本竜馬となんだかが、もしこの縁側で・・・という収集の付かない展開だったのを見かねた、おばがじじに風呂は入りなさい、と絶妙な指摘。
いそいそと入りに行くおじい。この二人は素晴らしい関係だな。そうなりたいし、そうでありたいな。

描ききれない日常を思いつき限り
メモしたような日記。
今日はぐっすり休んで色々考えたいことを考えよう。
たくさんジャムさんと遊んで仕事で固まった頭を柔らかくしよう。
それと同時にこれからの仕事像・自分像を思い描こう。

インターチェンジで味噌ラーメンを食べながら眺めていたTVに
水泳の世界王者の練習メニューが公開されていた。
胴体に錘をつけて水中をはねたり、それを繰り返しやったり・・・
僕が入社して、自分に課した課題が
「1やれといわれたら2やる」
「100いわれたら、200やる」
みたいなことだった。
そのお蔭で今の自分があるのは確実だし、それってこの水泳の王様が日々訓練していることと同じなんだ、だったら、自分もアスリート感覚で鍛錬してけば仕事って、そうとう面白いんじゃないかと思った。

基本的に僕は脳みそで戦う。
だからペンと紙があれば、仕事はなんとなくいける。
逆に僕は脳みそしか武器をもっていない。
それを鍛えずに、どうやって一番を目指すのか。
アスリートチックな練習メニューを考えてみようかな。
毎朝5案とかさ。w
意外といいかも。

さ、ながーい日記もここで終わり。
最後まで読んだやついるんかな??

おやすみ。
by nanook_mdfc5 | 2008-03-19 21:45
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