『永遠を旅する者』(著:重松清)を読み終えた。
今年読んだほんの中でもかなり心に響いた1冊だった。
1000年生き続ける男<カイム>の苦悩と喜び。
死ぬことがないからこそなぞることの出来る「命」の輪郭。
重松清らしからぬ世界観と重松清らしい人間の心をしっかりと表現した作品だった。
さっそく友達に送りつけようと思う。
本作では「自分とは何か」「自分が果たすべきこととは」という問いが強く表面に押し出されている。
それが僕にとって会社を辞めると言うタイミングだったり、
自分という存在が人に与えられることが何なのか!?と考え続けていた時期に重なっていて思い出深い一冊だ。
今の心境と呼応するような作品だったが為に影響を及ぼした1冊でもある。
今日はHitsファミリーとしゃぶしゃぶをがっついた。
そして、ボクらが果たすこと。
そして、これからのボクらについてじっくりと話せた。
一緒にわくわくするような未来を共有できることが幸せだ。
僕は本当に運がいい。
周りにいる人々がホントに最高の人間だ。
皆、魅力的で活き活きしていて笑顔が素敵で人を想える人ばかり。
なんだかそれだけで一生分の幸せを使い切ってしまった気がするくらいだ。
でも、本当ありがとうだ。こうやって楽しく生きていられるのも皆のお陰だと思う。
一人じゃ退屈だもんね。皆とワイワイしていたいや。
そして、こんな仲間を増やしていきたい。
そんなことをぼんやり思った。
僕の父も
僕の母も
おじいちゃんも
おばあちゃんも
友達だけは大事にしてきたのかもしれない。
だから、僕は友達に恵まれているのかもしれない。
だから僕は何があっても友達を家族だと思い、
なにがあっても守ってみせようと思うんだな。
この気持ちを
僕の子や
僕の孫にも
受け継いでいきたいな。
それが僕の役目かもしれないな。
自分の幸せじゃない
家族の幸せ。
家族って一般的に言う家族じゃないよ。
僕の言う家族。
友達やおとんおかんおじいおばあ、
兄弟姉妹に彼女。
愛犬に愛猫にその子供たち。
皆、ぐるっとやって僕の言う家族だ。
僕の周りが笑顔であればそれでいいな。
それだけで僕の人生、おなかいっぱいだろう。
僕の友達が泊まりにきていて
鍋会の写真を見てしあわせそうだなーと言っていた。
お前しあわせじゃないのかよ?って聞いたら
まぁボチボチだ、みたいな返事。お前は?と聞かれて
僕はもちろん幸せだと答える。
だってそうだし。鍋会の写真がとっても楽しそうだったから。
これを幸せ以外の何と呼ぼうか。