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by nanook_mdfc5
no.551 帰りません。
スピーカーからは「くるり」や「アジアンカンフージェネレーション」、「木村カエラ」、「変なアニソン」、「ビートルズ」なんかのPOPミュージックが流れる。
社会人になって初めての連休。
ロードムービーみたいにあてどもなく急ぐこともなく、なんとなく適当に車を走らせる。

本当に北海道かと疑うくらいの猛暑。
ラジオから流れるニュースは甲子園と天気予報。
日本全国が史上最高レベルの猛暑が日本を包んでいた。
Tシャツに汗がにじむ、遠くの山や畑や牛を車から流れてスピーカーに合わせて口ずさむ。

こんなところで育って、よく今みたいな仕事ができてるな・・・と思う。
そんな仕事のことなんて高校球児バリに全力投球で北海道の大自然に投げ飛ばしてやった。
携帯の電池も切れて、PCの電源が久方ぶりにOFFになる。
さようなら世界。

飛行機で札幌に降り立ったときから、
いつも北海道とは違う「湿気」を感じて、
地球全体規模での環境の変化を感じた。
しっとりとした空気が僕の輪郭をなぞる。

札幌に来て早々、まなぶと要人と遊ぶ。
おっさのポンコツ(車の名称)を走らせて「びっくりドンキー」で一笑いとって
スーパー銭湯で大学生の頃のように湯船につかって談笑。
ひとりだとくだらない景色もなぜかこいつらと一緒にいると滑稽で愉快な世界に見えてしまう。

ポンコツで自宅まで送ってもらう。
住所的には「札幌」であるが正直我が家は森の中。
物の怪でも出そうな真っ暗な森を抜け、やっと僕の家につく。

翌日は車に乗って帯広へ。
帯広といえば北海道の真ん中から、やや南下した場所にある平らな場所。
そこに今月から父が単身赴任しているのだ。
家賃1万5千円なのに驚愕の広さ。
屋台で酒飲んで親子でわいわいやりました。
翌日は帯広郊外の森の中にひっそりあるカフェ&家具屋さんに。
猫が4匹。羊が一匹。馬が一匹。
携帯の電波も入らないところにひっそりとたたずむ家でした。
猫はしきりににゃんにゃんと話しかけてくるにぎやかさ。そこで食べたキムチカレーも相当うまかった。

2泊した後に帯広を離れ富良野でお墓参りと親戚の家に。
子供と猫とおじぃとおばぁで大変にぎやかな時間をすごさせてもらった。
ラーメンがでてきて、テーブルで子供たちとご飯。
なんだか家族みたいで楽しかった。ここの家には昔、猫が8匹いたんだけど今は4匹までに減ってしまったみたいだ。限り或る命だなぁ、とまだバリバリ元気な猫にちょっかいをかけつつ思っていた。

札幌について小休止後、家族でススキノへ。
仲良しご近所さんと宴会を繰り広げ、父と母の出会った話とか色々聞いた。
いやー若い頃あるんだもんね、親も。
親父が俺の年にすでに俺が生まれていたのには驚かされるが、俺も早く家族をもちたい!!と思う次第です。

気持ちよく酔っ払ってフラフラと家族そろって帰宅。
愛犬ジャムが「どこいってたん!!」と怒りマジにじゃれてくる。
この愛犬、自分が起きて早々俺を起こしにやってくる。
しかも朝の5時ごろ。寝てるって。笑
そして、寂しげな背中で帰っていく。結局、1時間おきに起きたかの確認に部屋を覗きこんでいる可愛いやつです。



翌日は要人が何を思ったか朝8時に幌平橋に集合といいだし、
6時半起床。要人&まなぶ、そして俺の3人でニセコキャンプ。
続きは今夜の日記で。。。

なんともまー長いこの連休では、結構な距離を移動します。
まず、、、
目黒⇒札幌
札幌⇒帯広
帯広⇒富良野⇒札幌
札幌⇒ニセコ
ニセコ⇒札幌
札幌⇒目黒

かえって自室で一泊。
目黒⇒大阪
大阪⇒目黒

距離的に日本縦断してるんだろうな・・・。

あー帰りたくねー
by nanook_mdfc5 | 2007-08-16 15:21 | 日記
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