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by nanook_mdfc5
no.322 APMT2 前半戦
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ant magaszineを創刊して4年?くらいたつのか…。LODOWNやCINEMAdubMONKS、f.a.t、ありもとやよい、鈴木孝、ピートファウラー、リッチーホーティン、ロバートプラット、イベントではSLEEPWALKER、DOPPEL、ケルカンクス。

色々なクリエイティビティに触れて成長してきた。その中でも今日は最上級に尖っていて創造的で、そして何よりクリエイティビティという点で僕は初めて嫉妬した。

仕事が始まり、どこかスピードをかいた僕らの活動に鞭をいれるプレゼンター達。本当、自然と拍手が出てしまった。
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オーストラリア出身の5人組。今回は二人が来日した。最近、拠点をベルリンに移したそうだ。LODOWNといい面白い街になってきていると実感。「RMX」プロジェクトについての話やり流線的なものへ傾倒して行った流れなど、彼らの価値観に触れる60分だった。
大量の作品をどんどん流して行くがどれひとつとして「かぶる」ものがなく、それぞれがしっかりとしたデザインとしての呼吸をしている様に感じた。
ロゴデザインにいたっては、ハイセンスかつ組み合わせなど、巧みさを感じる。日本人には出せないグルーヴを生み出していた。
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Marcosのプレゼンテーションは仕事柄、一番おもしろかった 。
情報を視覚化することについてのわかりやすい60分。dentsu.comのエレベーターなどの細工も彼らしい。特にgoogle newsの視覚化から各国のどういう情報に興味を示すのかがはっきりと分かることには驚いた。
情報の視覚化から見えてくることは、今までに「見たかとのない」形をしている。これまで情報として存在していたはずなのに視覚するとなんとも異様なイメージなのだ。
それもデザインや動きなどを体感して、そういう「違和感」を僕は感じたんだと思う。
そのような感覚を覚えさせる構造やモーションを創り上げるMarcosの作品に心から感動した。
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ni9eことEvan Rothは、前日のパーティーで少し話した(運良く通訳がいたから)。
彼はグラフィティ界の教授及びエンジニアといったところか。
BANKSYを敬愛し、彼自身もさまざまなグラフィティーアーティストたちと作品を仕掛けている。その手法の上手さ。そして、方程式を説明して、だからこうなるでしょ?っていう答えまでの導き方が天才的に面白い。
BUSHに対しての反抗の意味を込めた作品など知的でユーモラスで戦略的だ。
そして、タギングに対しての目の向け方、視点こそ教授と思わせる点でもある。学問としてこれらの文化を読み解いているよう。彼のようなスタイルや考え方、まじ尊敬。
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プレゼン後のパーティーで初めて「イセネエヒヒネエ〜他社比社〜」のパフォーマンスを目の当たりに。全部録画しちゃったよ。
何人いるの?あれ壊れたの?うお!なんで?すげー!…なんて声が絶え間ない。田舎のおじいさんやおばあさんが見たら、卒倒だ。
手品のようなそのライブペインティングは、冷静に見ると緻密に練り込まれたレシピのようで味わい深い上、未踏の領域だ。
彼らは日本人離れしたパフォーマンスを「?」を振りまいて行う。表現としての領域を超えて、「未踏」な領域へと突入してしまった。世界でも彼ら以上のペインターがいるかいないか。
彼らが日本人であることに心強さを覚えた。


明日は2nd DAYです。またレポートするね。
今日は大雨。眠いし寝るわ。最高の土日だわ。
by nanook_mdfc5 | 2006-06-17 23:40
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