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no.664 あたまのなかのことば
ぼんやり歩いている。
夜があっさりと朝に捕まりそうだ。
僕も朝に捕まらないように夜の洞穴に逃げ帰るように家路を辿る。

今日はにゃんこにも逃げられた。
家に着く頃には夜にも逃げられた。
たった3時間の睡眠を大事にだっこするように
深く深く落ちていこう。

疲れが身体にしみ込んで
あらゆることがおいつかない
時代は僕らに何を求めてるんだろ
どうしてここまで皆、突っ走るんだろう
本当はのんびりでいいんじゃない?

でも、なんでか僕らはせかされる
激しい音楽に鼓膜がやられて
眩しい光に目をくらまされて
手探りで前へ進む

どれも間違いじゃない
だれも正解じゃない
街角のタバコ屋のおじさんが
どれだけ退屈だろうと
僕より忙しいサラリーマンが
線路に飛び込もうと
そうだ!お前が正解だ!なんて
だれもいいやしない

だから僕らは何かを疑うより
その先のちらりとみえる、なんだかよくもわからない未来を
まるで宝くじか賭博ポーカーのように
ギャンブルめいた足取りで進む

部屋をあけると
そこはいつもどおり
冬の凛とした冷気がここまでも・・・
少しがっくりしながら時計を見る

あぁ朝がくる。
忙しさのあまり汚れきった部屋を掃除もせず
僕の歩いた軌跡に服が転げ落ちる
このまま僕も深い眠りに転げ落ちて
また明日というなんでもない1日をリスタートするんだろう

目標もなく
ただ盲目のように何かを信じて生きることは
どれだけつらいことか
せめて自分や君たちを信じて笑えることだけが
あぁ、なんだこの退屈な日常を彩っているんだね。

なんとなく
ただ、なんとなく
僕をとりまく皆の顔が
朝が差し込んできた天井にうっすらと見えた気がした。

おはよう
そして、おやすみ
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-31 05:00 | 日記
no.663 絶対美
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何もないことが美しいと気づいたのはいつ頃だろう。
暴風吹き荒れる冬の北海道で見た真っ白な世界か。
寝る前の心地よい暗闇か。
沖縄の海に揺られて仰ぎ見た真っ青な空か。

駐車場の砂利が美しく見えたのは初めてだったけど。
もはや自然そのものにまさるデザインはないとうなずく。
そんな僕は仕事終わりにデザインのバイト。
魅せるデザインって難しい。

最近は卒業制作と言わんばかりの
ビッククライアント2件を
あっちやり、こっちやり
とテンテコマイで動き回っている。

でも、きっかり8時間睡眠をしないと
頭も冴えず手も動かない。
というか、まず8時間寝ないと布団から出ない。
3時に寝て11時に起きて
12時から0時まで仕事。
家に帰ってほかのライフワークを3時間。
そして、睡眠。

ほかの皆と3時間ばかりずれた日常。
これ以上、時間を増やすには
寝る時間を減らすか
作業の効率化を図るか。

まず前者は生きる上で
なぜ削らなくていかんのだ!
と想うぐらいの代物なので
効率化を図るしかない。

さて、どうしたものか。

そんなこんなでavant gardenのデザインを進める。
ひょんな集まりのお祭り騒ぎ。
偶然のような必然。
そんな仲間たちと企てる一夜限りのシブヤ秘密公園。
シブヤのお空にプッカリ浮かぶ僕らの公園は、
自由で温かく覚めない夢みたいな場所。

楽しみだね。
皆とわくわくすることほど
楽しいことはない。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-30 01:51 | 写真
no.662 ろーど・とぅ・静岡
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カエル先生とサンシャインで密談。故郷の話や京都の話、トルコの話に仕事の話。なんだか、カエル先生と意気投合し、1時間半くらい話し込む。その後、カエル先生を巻き込んでAntoine d'Agataの写真展へ。先生が最後に来てよかったと言ってくれた。よかったよかった。また遊びたい。
0時を回るまで会社で企画書を書いて時間をつぶす。かえる先生のクッションを抱っこして適当に仕事を進める。休日出社の人たちがちらほら。我が社は忙しいな。

0時を回って仕事帰りの小菅君が目黒に到着。
外は異常に冷え込んで、車内からはもうでたくないってくらいに温かかった。
ヒッキー(写真係)とじゅり(おやつ係)を乗せて、道中カラオケやびっくりドンキーの魅力にもめげずに静岡を目指す。出発して一番最初に止まったコンビニでビールを購入し、運転を事実上無理な状況に。

朝日が僕らを追いかけるように真っ白い光が空を覆う頃、ちょうど僕らは静岡に到着。急いで海辺を目指した。

車から降りて、青春ドラマの1ページみたいに砂浜へ走り出したけど、その風の冷たさと冷気で一瞬にして帰りたい感情が花開く。
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それでもめげずに無駄に全力で走ったり、ダバダバしたりして体温を維持。
どうやって積んだのか不思議なくらいのテトラポットに飛び乗って天井へ。
あんまりにもきれいな朝日に見とれてしまった。光の力、暖かさ、太陽ってすごい。
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気づけば自分は高所恐怖症なことに気がついた。
足がねガクガクしてた。寒いのと怖いのとで。
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砂浜に携帯電話を投げたり、海水を吸い込む砂浜に魅せられて浜辺をうろつく。
盗んだバイクで走り出したんじゃないかってくらい青春チックなオーラを放つおっさんがバイクで砂浜を滑走していった。

どこまでいってもうみうみうみ。
鼻の感覚がなくなって顎が痛くなってきた頃に皆で退散した。眠気なんかどこへやら一路、温泉へ。
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温泉につく頃には意識を失って爆睡していた。
温泉は800円。おじいさんばっかで皆、「●●らー」と語尾に「らー」がついている。
露天風呂で針葉樹林な風景を眺める。
風に揺られる松を眺めて僕も湯に揺られる。あぁいい気分だ。
そこでカキフライ定食を食す。皆の海鮮丼やネギトロ丼が羨ましくみえる。
そして、ご飯率を失敗する。
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そこから美術館やらをうろちょろし、恋話をし、のぶをいじり倒し、ヒッキーが爆睡し、じゅりも口を開けて爆睡。小菅氏だけが黙々と運転をしていた。
いっつもそんなポジションですね。

静岡は、おでんが有名だということにこの旅で気づく。
小菅君が6年前のるるぶを見つつ、おでん屋台へ。
大根が恐ろしく美味い。
そこでまたビールを飲んで事実上戦線離脱。
帰りはすてきな出会いやすてきな仕草研究会みたいな話をしたり、ぐだぐだとオールナイトニッポン。

それにしてもじゅりがノブに放った「自業自得だよね」的な発言が最高でした。
というか、仲良しにもどったなーこの二人。よかったよかった。
また皆でどっかいきたいね。ビールもって登場するけど。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-29 01:33 | 写真
no.661 Antoine d'Agata "SITUATIONS"
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アントワン・ダガタを知ったのはいつだったけ。
思いだせないけど今でも彼の写真を初めて見たときに抱いた恐怖感だけは忘れてない。
彼の写真が恐ろしいんじゃなくて、まるで鏡のように自分に問いかけてくる写真群。
プリントされた写真からこちらを見つめる彼らの視点こそ僕の視点。

表参道のRATHOLEで作品を前にしたときになんて恐ろしい人かいう感情と彼が打ち出そうとしているメッセージがあまりに根源的な物だということいに手も足も出ない。

そのほとんどの写真が粗い粒子で構築されており、その映し出されたセカイは一見暴力的かつミュータントをみているような錯覚に陥る。
だが、それらの作品をみていくうちに気づかされる、それらの写真はどれもがSEXの最中だったり、ダガタ自身が写り込んでいたり。あれほど愛情のかたまりのような行為が、彼のフィルター越しには奇形で暴力的な風景に見える。

いやそうじゃないと気づくのに5分。
この暴力的で奇形の存在こそ僕らなんだという気づきに10分。
その後はもう沈黙だ。ダガタは一所不定で世界中を旅する。出会った人たちとの関係性を捉えるため彼は近づく。そこに愛情や性交が生まれて、ファインダーものぞかずにシャッターを切る。

クスリを刺そうとする、その瞬間。
彼は止めようともせずにシャッターを切ったんだろう。
牢獄からこちらを見つめる性同一性障害の人。何を想って捉えたのか。
かつて森山大道が捉えた新宿や大阪の風景とは、また違う世界の関係性をダガタは表参道の地下にあるギャラリーで繰り広げる。

真っ黒なむせてしまいそうな匂いを放ち、まるでブラックホールのような穴をそこに渦巻かせている。でも、それこそ、そのおぞましい何かこそ、僕らなのかもしれない。


Antoine d'Agata "SITUATIONS"
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-29 00:47 | 日記
to do
_1.26 sat

17:30 企画書途中まで作成
18:00 かえる先生と密会
19:00 アントワン・ダガタ 写真展『SITUATION』へ@ラットホール
20:00 KOTENHIS!オフィスへレビュー本もらいに。@三茶
21:15 原宿でカットモデル
23:00 会社にて企画書再開。のぶの迎えをまつ
23:30 家にてひっきーにおススメする本およびCDをゲット
24:00 静岡へ失恋ドライブ

_1.27 sun
00:00 とりあえずビール飲んで運転を事実上無理な状況へ。
01:00 ミスチルメドレー小菅氏を泣かす
01:30 飽きる
02:00 眠い
:
: 静岡観光
:
22:00 会社に戻る→企画書まとめ代理店にぶっこむ
24:00 sigur rosのDVD残り1枚を見る。
24:01 トリハダ

みたいな、予定。
ぶふぁぁ
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-26 17:28
no.660 その存在、ここにあらず。
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人が何か物を作るときに抱く感情というのは、自分だけが存在して成り立つ物ではない。
最低限、自分がいて受け手がいる。この関係性の間にクリエイションは息をひそめている。

自分一人の想像で作り上げる物はアートだろうが、
自分を含め中の何人かでデーブルの上にアイデアを乗っける。
それをこねたり引っ張ったり、ちぎってみたり、色を付けてみる。
それもそれに参加する何人かは同じ目的を共有する。
“いいものをつくろ”“あの人を喜ばせよう”

この数年、様々なクリエイターと会い、話し、未来の話を繰り広げた。
自分の価値観をぶつけることもしたし、相手の意外な見解に自分の未熟さを痛感もする。
こんなサイクルはまだまだずっと死ぬまで続くんだろうけど
誰かと出会うたびに僕の中の歩みが、少しずつ小走りになる。
急がなきゃ急がなきゃ。

僕より何歳も年上で
たくさん良い仕事をやっている彼らと同じ視点で
物作りをしたい。ことを起こしたい。
そんな気持ちがもう大学生頃からか、僕を走らせるガソリンになっている。

最近、学んだことは、ユニットによる爆発力である。
真の答えは関係性上に浮遊しているイメージだ。
決して一個人の想像に答えがあるわけではない。
あるのはヒントぐらい。
それをユニットでこねてこねてそのチームの関係を縮めていく。
いつしか僕らの目の前に煌煌と輝くクリエイションが存在している。
まるでジャングルを探検して見つけた黄金の像みたいに。
まるで深海で見つかった沈没船の財宝のように。

ユニットの関係性がうまくいかないと
そこに到達することすらできず、ぼんやりとした、ある種見たことのあるような物しか生まれない。

その存在を探し続けるのだけれども
一人では決して見つけれやしない。
探検は一人で行くもんじゃない。
そんなもんだと気がついた。
なので僕はといえば探検隊の仲間を捜しているんです。
例えて言うなら、世界を俯瞰してみるような航海士だったり
唯一無二な絵画を描く画家だったり、
いろんな人に慕われ、いろんな人を理解できる人、
錬金術みたいに楽しそうにお金を考えるやつ、
実験好きの博士みたいな夢見心地ややつ、
同じ船に乗せて大航海するための仲間をいろいろな人にあって探している。

なんだか僕には楽しい未来しか想像できない。
そして想像したことは間違いなく現実になる。
疑心暗鬼な瞬間はもったいない。
失敗を恐れるよりも失敗に気づかない人間であるべきだ。
こう失敗したから、次はこうすれば成功じゃん。あははって。

ドラクエIIIの始まりみたいにルイーダの酒場に入り浸り
水滸伝のように奇跡的な運命でたくさんの仲間を作る。

あぁ楽しい。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-26 12:32 | 日記
no.659 ある記憶屋の夢
ひび割れたコンクリート。ガラスが割られた車。半分の車体は黒くこげていた。
この街で一番大きなビルの上空には無数の黒い点が群がっている。
目を凝らすとそれらは鴉だと気づく。死んだ街に群がるカラスの群れ。
今は此の町に住む人々は、ごく僅かとなっていた。

一時は繁栄を極めたこの街もメルトダウンにより、この街の命を一瞬にして奪い去っていった。このとき、この星には“エネルギー”と呼ばれるほとんどのも物質を使い尽くし、新エネルギーとされる人工の力は、無限の力を供給する見返りに大きな代償を要求した。

エネルギーコアセンターが崩壊してから数年の月日が経過し、
その都市は近隣の都市を追われた人間が住むお世辞にも治安の良い場所とは言えなかった。

私はそこでとある人間を捜している。
その人はメルトダウン直下に身を置きながら
生還したもののその影響で自分が何者なのか、それらのすべての“記憶”をあの瞬間に置き忘れた男だった。

メルトダウンから数年が経過したこの国では、ある法案が可決される。
それは自己メモリ増設および書き換えを禁止する法案だ。
この法案が可決される以前にある職業が存在した。

あらゆる電子機器はネットワークで統治され、人工知能により生成されたスティールウィルスが蔓延していた。あらゆる企業が自社の機密情報を、軍はその軍事情報を厳重にブロックする必要があったが、数年で人知のおよばない領域にウィルスは自己成長を遂げ、セカイはすべての情報を閉ざす。

そんな中、ネットワークから断絶した記憶回路があった。
人間の脳である。人類は対ウィルス対策に自信の脳に電子回路とは別の全くオリジナルな自己メモリを搭載することに成功する。
自己の脳を記録メモリとして生きる彼らは「アーカイバー」と呼ばれた。

しかし、それは人間の脳に増設する新ロジックであり非常にリスクの高い物だった。自己メモリを増設し、あらゆる書物をストックする人間もいれば、その知識過多により精神崩壊を起こすもの、人間特有のバグをおこすもの様々だった。

ただこの増設手術に成功した者は、
莫大な金額が詰まれ、様々な企業の超機密情報を自身に保存し、
企業に守られながら悠々自適な生活が保証されていた。

そのメルトダウンを起こした張本人が、このメモリ増設による“バグ”保有者だった。
そのエネルギーコアセンターの機密情報を保存したその男は、あることを知る。
それ故にコアセンターを破壊し、自身の命を捧げ数万人の命を奪った。

彼が保存していたデータは彼の頭のみに保存されている。
それが正式な診療メモだった。ただ生前の彼を知っている私は知っている。
彼が共有デバイスをすでに出会った頃から内蔵していることを。
そして、それを共有している相手を。そして彼が起こした事故は“バグ”のせいではないことを。

共有デバイスは脳内に内蔵され特定に共有者と記憶情報を共有/書き換えが可能とする。それを保有している人間は、いわば自己メモリの限界が訪れても他者の記憶部を活用することにより共有者と無限の知能を共有できる。

ただこれはアーカイバーが違法と定められる前に法令で共有処置の禁止が定められていた。つまりこれはスティールウィルスを生んだネットワークを人間の脳で再構築することに他ならないからである。

私がその男を見つけたときには一瞬目を疑った。
口から涎を垂れ流し、ボロボロの服は所々穴があいていた。
髪はほつれはげ上がった頭をコンクリートビルに打ち付けていた。
その男こそ、コアセンターを破壊した男の記憶共有者。
メルトダウンで記憶を奪われた元記憶屋だった。

彼を強く揺すりしっかりしろと大声をぶつける。
ただ涎を垂らして私の顔をみると声ともつかない声を漏らし
地面にうなだれ横になる。目が空ろだった。

私には欲しい情報があった。
そのコアセンター崩壊の引き金となった彼らの情報。
それこそが今の人類に必要なものだった。
現在、コアセンター崩壊により、世界中のエネルギー供給が停止しているのだ。
私の街が私の家族が彼らの命がろうそくの灯火のようにうつろっている。

コアセンターが生み出したエネルギー源の生成方法。
それを知る者が、あの事故以来、このセカイには存在していないのだ。
ただ唯一、共有者である彼が保有しているであろう生成方法を目の前に
ただただ絶望を感じてる。

目の前の彼は完全に自身を失い記憶がデリートされているのだ。
絶望に突っ伏しているとある記憶が呼び覚まされる。
コアセンターを破壊した彼が、死ぬ直前に発信した各メディアへの電信。
その暗号とも想えるアルファベットと数字の連なりをボソリと唱える。

すると目をうつろにしていた男の目が、
私を急に見やる。決して瞬きもせずに。
私はもう一度暗号を唱える。

さっきまでの彼とは想えないほどのハッキリとした声で
「引き出したい情報を」と話し始めた。
コアセンターの開発者名簿。
そう言葉を返すと彼は数百いるであろう開発者の名前、年齢、国籍、住所、電話番号をまるで機械のように話し始める。
ビンゴだった。コアセンターを破壊した男が放った最後の情報が、共有者の鍵をあけるキーとなっていたのだ。

一通り個人情報を吐き出した男は黙ったまま私をみる。もはや共有している記憶しか持たない彼はまるで機械のようだった。

私はしずかに質問をした
「コアエネルギーの生成方法を教えてくれ」

静かな時間が流れた。
彼から聞かされるエネルギーの生成方法。
その情報を伝えた後に彼は座り込み一息ついた。
彼にはなしかけると返事がなかった。
耳から血が頬を伝わり、地面に落ちた。
アーカイバー特有のメモリオーバーによる病気だった。
搭載できる情報を超えた情報量によるオーバードーズ。
彼は事切れていた。

その生成方法は、誰にも伝えられない。
ネットワークが存在するところで言葉にすると
ただそれだけでスティールウィルスにより情報が拡散する。
今、セカイの心臓を再起動するキーは、不安定な私の脳みそのみが知る。
記憶デバイスをもたない生身の人間である私は家族の待つ街を目指す。

ただその生成方法は二度と実現はしまい。
私の知人であるコアセンターを破壊した彼がとった選択が、人類の最良の措置だった。
コアセンターが使用する人口エネルギーは、人々に電力を供給する代わりに人知の及ばぬレベルの放射能を放っていた。その放射は、人体に数十年潜伏し、ある一定の時期を過ぎると発症し、伝染、死に至るものだった。

バグの保有者だと死んだ後に指を指された彼だが、
そのコアセンター周辺の住民は皆、その影響を受け、発症直前の状態だったのだ。
無限のエネルギーを求めた見返りに人類に生まれ落ちそうだった伝染病をコアセンターの破壊とともに感染者を死滅させるという考え方。

彼がアーカイブしている履歴を共有者から聞いていた。
医療関連に軍事関連、生物学に人類史。
全能な彼が選んだ究極の選択。

やっと手にしたエネルギーの生成方法を僕の記憶の奥底に埋め、
私は絶望とともに我が街を目指す。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-26 01:36 | 夢日記
no.658 しる/しらない
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出会うべくして出会うものがある。
まー僕の家に来た愛犬ジャムは、
そのかわいらしさ故、すごい行列の抽選会の結果、
なぜか母のひいたクジが当たり我が家の住人となった。

僕が今、このようにあることも
様々な人や文学や音楽や思想にふれ、
紆余曲折しながら今此の時点で酔っぱらい気味の思考を逆手に日記を記している訳だ。

自分の意志だけで生きていくと
なんだか自分の外のことがどうでもよくなってしまう
友達のおすすめや予期せぬ出会いや奇跡の一致なんかで
僕らの興味や視野は格段に拡大していく

閉ざされた人や
自分のみな人は、自分以外を知れずに予想内の人生経路をたどっていくんだろう。
できればいろいろな影響を受け止めて
自分が予想だにしない風景を目の当たりにする。
そんな運命めいた軌跡を作りたい。
予想できること未来を予定通りに過ごすことほど
退屈で怠惰で無意味なことはないのかもしれない。
予定調和ではない、誰かに狂わされてしまう人生こと
人生そのものなのかもしれない

そういう意味で僕は人との出会いや
おすすめされたものごとを大事に受け止めたい
第一、第一声が否定的な人間が大嫌い。
映画にしろ何にしろ「あれつまんないよ」の一言で
それを聴いた人の可能性をひとつひねりつぶすに近い。

逆に僕は人におすすめされることで知る
新しい価値観や視点に大いに感銘を受ける。
自分ごときの視点では物事を一方向からしかみれないのだから
もう一つの視点でその物事をとらえると・・・どんだけセカイは変わることか。

逆に僕らはもっともっと自分の持っているすばらしいものごとを
他者に伝えていくべきなのかもしれない。
それがその人に置けるターニングポイントに成る可能性もあるだろうし、
それを知らないまま終わるという悲劇はさけたいと想うのだ。

知ろうすることは冒険だと想うし
逆に知ろうとしないことは罪だと自分に言い聞かせている。

自分に無意味であると想う物事こそ
意外にも有意義な経験をもたらすことは多々あるのだから。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-25 04:09 | 写真
no.657 4月からの家
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4月からの家を小菅君が発見し、気がつけば小菅君が交渉し、気がつけば入居が確定していました。ごっつ広いです。
大阪まで30分。京都まで30分。大阪の茨木市という所です。

なんとこの広さで家賃が9万円。奇跡。
絶対、なんかでること確定ですが、ご近所さんも良い人らしいし、家の裏は公園だし、鴨川みたいな川があるらしい。
しまいに庭までついているときたもんだ。
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あこがれの縁側です。猫と一緒に座ります。本でも読みます。

関西に来る際はぜひ、オバケ屋敷まで。

そういえば・・・おみくじで
「転居・・・待て。」
と書かれていた。適当にしてたら家がこっちにやってきたみたい。
不思議なもんだ。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-22 22:52 | 日記
no.656 - distance -
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最近、よく思う。
この距離ってやつは目に見えるようで
手に触れられなくて
でも、この会いたい感じや会ったときの嬉しさや
元気そうな笑顔や時には落ち込んでいるときなんか。

僕らはエスパーじゃないけど
この距離ってやつが僕の大事な人たちの揺らめきを
すぐに感知させるんだ。

世の中にもう嫌気がさして
くすぶっているときも仲間たちが、
どうしたんだい?大丈夫かい?って顔しやがる。
それも遠い遠いところに住む友達から。

逆に最近、元気かな?
なんて思ったやつに連絡してみたら
いろいろくすぶっていたりする。

僕らはエスパーじゃないけれど
もしかしたら、この距離ってやつも僕自身の一部なのかもしれない。
ひとりぼっちで誰かのことを想ったり、
ふとあいつのことが気になったり、
まるでエスパーのように遠くの誰かを感じようとしている自分がいる。

大事な人が増えるたびに
僕らは僕らの心根をのばして
誰かを想って誰かに想われる。

遠いとか近いとかじゃない
僕と君たちの関係こそが距離という名なのだろう。
この距離を最近の僕と言えば、愛おしく、美しいと思うようになった。
あの人は元気かな。
僕は元気だよ。
想うことは恥ずかしいことじゃない
それは距離を感じることだ
それは痛くもあり暖かくもある、その関係を感じることだ。

僕はエスパーではないけれど
皆を想う想い人でありたいなー。
そして、またどこか想いもしない場所で
その笑顔を見れたなら僕はおなかがいっぱいだ。
この距離を愛おしく大事に大事に生きていきたい。
そう思う24歳の雪の降らない冬の夜。
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by nanook_mdfc5 | 2008-01-22 04:47 | 日記