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no.666 walk in the snow
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土曜日の深夜2時。
目黒通りから家までの距離を歩くと
雨なのか雪なのか定かではない中途半端の物が僕を濡らす。
そんな中途半端なもんにまぜて僕もぽろりと来てしまった。
今日は人生最良の日。アルコールが身体にやさしく染み渡るのを感じた。

僕がペーペー(今でもだが)の頃からお世話になっている案件がある。
日本中で目にするのファッションブランド。聞いたら当たり前に知っている感じ。
そんなお客を自分が対応できるか不安に思う気持ちもみじんもなく。
ただ仕事への熱意と興味とクリエイティビティだけが、
僕をそこへ手招いていて、気がつけばもう2年近い。僕にとって最長期間のお客さんとなった。

仕事は単純。
毎月、最良のスタイリングを最良のカットでWEBに掲載すること。
僕含め、担当者、カメラマンの3人でどうすればきれいに見えるかを1日中模索して、走り抜けた2年間。
とうとう昨日、僕は辞めることを口にしなければならなかった。

転職が決まって一番心残りな仕事がこれだった。
同じ目標に向かって純粋に制作に打ち込める場というのは、
こういう仕事にいてもなかなかないのが実情で。
あのやんわりとしつつも凛とした仕事への意識が僕をここまで育んだと言える。

昨日はそのお仕事の新年会。
ビールを飲んで先輩に促され
3月末での退社を告げると皆が、とっても寂しそうな顔をした。
カメラマンは僕が担当じゃなきゃやらないといってくれた。
ブランド担当者は僕がいないと絶対無理だわ、どうしようとあたふたしてくれた。

でも、頑張って。と二人は言ってくれた。

なんだかそこで男泣きしてしまいそうでグッとこらえた。
僕は。たぶん世界で一番幸せ者かもしれない。勘違いじゃないかもしれない。
とにかく僕が出会う人々は、宝石みたいにキラキラしている。
お金がないけど僕にとって人との出会いが財産だ。

3次会では、カメラマンと二人でハシゴして物造りについて語り続けた。
カメラマンと幼なじみがその店にはたくさんいて
本当に皆いい人だった。たくさん笑って生大を食らって、幸せを身にしみて感じた。
先輩(カメラマン)が、女性以外をここに連れてくることはない!前代未聞だと!絶対ゲイだ!と騒がれた。w
先輩は、もし僕が会社に絶えれなくて辞めたときにアシスタントとして雇うつもりだった、といってくれた。そこでまた僕は目頭が熱くなる。ビールをグイッと飲んで感謝をどう表していいのかアタフタした。

タクシーで目黒郵便局まで送ってもらう。
先輩を見送って雨とも雪ともつかないものを肌に感じる。
一人になってダムの決壊のように涙がこぼれる。
わけではない。
そのときは、この恩を次の仕事で死にものぐるいでがむしゃらに働いて、
一人前になって、また一緒に仕事しましょう。と言おうと決めた。
一粒だけ落ちそうになった僕の涙をぬぐって
あったかい缶コーヒーを抱っこして
それ以上にあたたかい皆の気持ちを抱っこして
僕は家路を辿る。

雨とも雪ともつかないもんが、
僕の気持ちを表すようにチラチラと雪へと変わる。
雪の中を歩く。この道はあったかい。
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by nanook_mdfc5 | 2008-02-03 14:12 | 日記
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